Josaphat Laboratory graduated Prilando Rizki Akbar with Master Thesis entitled "Development of Circularly Polarized Synthetic Aperture Radar (CP-SAR) for Small Satellite : Preliminary Design" on 25 March 2009. This method is implemented on design of our CP-SAR onboard microsatellite.
小型衛星用円偏波合成開口レーダの開発:基本設計
現在にいたるまで、国内外の研究機関と宇宙航空局は、様々な合成開口レーダ(SAR)システムを開発してきた。現在よく使用されているセンサ(光学センサ)と比較して、このSARはいかなる気象条件で、昼間及び夜間でも動作することができる。そして、その高解像度と偏波特性によりこのセンサ技術は地球観測活動に適している。従来のSARシステムは直線偏波(垂直・水平偏波)しか使用しなかった。そのため、ファラデー回転効果やプラットフォームの姿勢に非常に影響を受けやすく、よって最終画質に影響を与え、センサシステムも巨大になるうえに多くの電力を消費する。この問題を解決するために、本研究室では新型Lバンド(1.27GHz)の円偏波合成開口レーダ(CP-SAR)を開発している。まず、このシステムは地上測定の実験のために開発し、将来航空機と小型衛星に搭載する予定である。地上実験のために、無人航空機(UAV)搭載のものも開発されている。この論文では、小型衛星搭載用のSARシステムの基本設計について論じている。はじめにSAR搭載小型衛星の構造と仕組み、そして宇宙用SARパラメータデザインの詳細について述べている。また、現段階のSARハードウェア開発の研究成果も議論している。この成果には、LバンドSARシステム回路設計、ソフトウェアシミュレーションおよびそのハードウェアも含んでいる。